第17回 【バイデン次期大統領とインフレ懸念】 2021年2月7日(日)

2021年12月15日金融翻訳チャレンジ

※「金融翻訳チャレンジ」メニューでは、毎週、筆者が課題文を提供。金融翻訳に挑戦してみよう!

※ 原文の内容はすべて筆者のオリジナルである。日々世界で起こる膨大な情報ソースを基にしての着想により、金融、経済、社会情勢、あるいは数値などを含め、筆者独自の言葉で創作したnon-fiction  (ノンフィクション) もあれば、fiction (フィクション) もある。

※ 翻訳の難易度を高める趣旨により意図的に日本文を長くしていることもある。

※ 筆者模範翻訳は、2021年2月14日(日)掲載予定

<課題文>

米国経済への大規模な追加財政刺激策の見通しを受け、12月の国債市場は暴落し、投資家は成長とインフレ期待の再調整を進めている。
国債の急落は、ジョー・バイデン次期大統領の野心的な支出計画を後押しする上院選決選投票の結果を受けて起こり、また市場関係者は同歳出計画によって物価は急上昇すると予想している。
投資家が国債を手放したことで、10年物国債の利回りは、コロナウイルスパンデミックが始まって以来の最高水準まで上昇した。

<筆者の模範翻訳>

The prospect of additional massive fiscal stimulus for the US economy has triggered a December sell-off in government bond markets, with investors recalibrating their expectations for growth and inflation.
The abrupt onset of selling followed the run-off Senate elections that paved the way for President-elect Joe Biden’s ambitious spending plans, which market participants expect to feed through to fast-rising prices.
With investors moving out of the debt, 10-year Treasury yields rose to levels not seen since the start of the Covid-19 pandemic.


本稿内、筆者のオリジナル模範翻訳および金融メディア等からの用例は 金融翻訳例文集:金融翻訳チャレンジ に、さらに本ブログ内すべての筆者による模範翻訳等は、金融翻訳・全項目800例文集 に網羅している。

翻訳力ライティング力をはじめ、スピーキングなどの英語表現力も含めた総合的英語力の向上に、音読学習も取り入れながら、ぜひ活用されたい。