第19回 【EM市場債券、パッシブ投資家の苦悩】 2021年2月21日(日)
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※ 原文の内容はすべて筆者のオリジナルである。日々世界で起こる膨大な情報ソースを基にしての着想により、金融、経済、社会情勢、あるいは数値などを含め、筆者独自の言葉で創作したnon-fiction (ノンフィクション) もあれば、fiction (フィクション) もある。
※ 翻訳の難易度を高める趣旨により意図的に日本文を長くしていることもある。
※ 筆者模範翻訳は、2021年2月28日(日)掲載予定
<課題文>
新興市場(EM)債券のパッシブ投資家は、売買可能な証券のごく一部にしかアクセスできず、 その結果として、分散投資ができない可能性も高くなり、資金の流出入の減少も悪化する見込みである、と多くの市場アナリストらは、警鐘を鳴らしている。
調査によると、EMでの発行済み債券20兆ドルのうち、ETF (上場投資信託)やその他のパッシブ投資で追跡される主要な債券インデックスに含まれるのはわずか11%。結果として、パッシブ運用資金は、より広範な投資ユニバースではなく、この比較的限られたサブセットに集中することになるだろう。
<筆者の模範翻訳>
Many market analysts warn that passive investors in Emerging Markets (EMs) debt have access to a tiny portion of tradable securities, which is most likely to end up in the absence of diversification and the possibility that diminishing fund inflows and outflows will be exacerbated.
A research data has shown that merely 11% of the $20tn stock of outstanding EM bonds are included in the major bond indices, tracked by exchange-traded funds (ETFs) and other passive investments, with the result that passive money will be concentrated in this relatively limited subset rather than being stretched across the broader universe.
本稿内、筆者のオリジナル模範翻訳および金融メディア等からの用例は 金融翻訳例文集:金融翻訳チャレンジ に、さらに本ブログ内すべての筆者による模範翻訳等は、金融翻訳・全項目800例文集 に網羅している。
翻訳力、ライティング力をはじめ、スピーキングなどの英語表現力も含めた総合的英語力の向上に、音読学習も取り入れながら、ぜひ活用されたい。
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