第22回 【パウエルFRB議長、景気刺激策の懸念一蹴】 2021年3月14日(日)

2022年1月9日金融翻訳チャレンジ

※「金融翻訳チャレンジ」メニューでは、毎週、筆者が課題文を提供。金融翻訳に挑戦してみよう!

※ 原文の内容はすべて筆者のオリジナルである。日々世界で起こる膨大な情報ソースを基にしての着想により、金融、経済、社会情勢、あるいは数値などを含め、筆者独自の言葉で創作したnon-fiction  (ノンフィクション) もあれば、fiction (フィクション) もある。

※ 翻訳の難易度を高める趣旨により意図的に日本文を長くしていることもある。

※ 筆者模範翻訳は、2021年3月21日(日)掲載予定

<課題文>

パウエルFRB議長がホワイトハウスで行われた記者会見で、新型コロナウイルス感染症パンデミックによる世界金融市場への未曾有の打撃を緩和するため、大規模な景気刺激策を講じるべきだと主張したことで、金曜日のウォール街は反発し、高値引けとなるなか、ベンチマークであるS&P500指数は1.3%上昇し、ハイテク銘柄の多いNasdaq Compositeは1.8%高となった。
長期間にわたり、弱い立場におかれ、生活が脅かされ苦労している人々を支援することを気にかけているのであればなおさら、長期的には、債務増加による悪影響をはるかに上回る利益が得られると強調した。

<筆者の模範翻訳>

Wall Street rebounded to close higher on Friday after Fed Chairman Jerome Powell made the case for large-scale stimulus packages to cushion the unprecedented blow to global financial markets due to the Covid-19 pandemic during a press briefing at the White House, with the benchmark S&P 500 index gaining 1.3%, while the tech-heavy Nasdaq Composite climbing 1.8%.
He emphatically stressed that, in the long run, the benefits thereof will far outweigh the adverse effects of the increased debt, especially if we all care about helping those who have been vulnerable and struggling to make ends meet for so long.


本稿内、筆者のオリジナル模範翻訳および金融メディア等からの用例は 金融翻訳例文集:金融翻訳チャレンジ に、さらに本ブログ内すべての筆者による模範翻訳等は、金融翻訳・全項目800例文集 に網羅している。

翻訳力ライティング力をはじめ、スピーキングなどの英語表現力も含めた総合的英語力の向上に、音読学習も取り入れながら、ぜひ活用されたい。